日中韓3カ国の環境相会合が13、14日、北京で開かれ、北東アジア地域で被害が拡大する黄砂や酸性雨の対策プロジェクトを推進することで合意した。日本からは小池百合子環境相が出席。来年の会合を日本で開くことも決まった。プロジェクトは(1)北東アジアの酸性雨の観測ネットワーク(2)黄砂の早期警戒システム(3)北西太平洋沿岸の環境保護――のための機構を設置することを柱にしている。ほかにも、青少年への環境教育を協力して進めることを確認した。
朝日新聞12/15
●ダイオキシン基準値超え、17日間運転停止−−江差町の5町組合焼却炉/北海道

檜山管内江差など5町で構成する「南部檜山衛生処理組合」の焼却施設(江差町田沢町)で、2基の焼却炉のうちの2号炉の排ガスに含まれるダイオキシン類濃度が環境省の基準値を超過し、今月8日から24日まで運転停止したことが分かった。25日に再稼働した。
檜山支庁によると、8日の自主測定でダイオキシン類が1立方メートル当たり17ナノグラム(ナノは10億分の一)と、基準の10ナノグラムを上回った。ごみを焼却炉に送り込むスクリューが擦り減り、一時的に大量のごみが炉内に投入され、不完全燃焼したためと分かった。
毎日新聞12/27